ぬる~いアニメの日々 Second Season
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涼宮ハルヒの憂鬱 第13話「涼宮ハルヒの憂鬱V」 第14話「涼宮ハルヒの憂鬱IV」
第13話「涼宮ハルヒの憂鬱V」

 原作と同様の説明回。
 ハルヒだけじゃなくって、キョンも読者/視聴者も憂鬱になるお話。
 ラストに向けて、ちょっとここでクールダウンと云った感じ。演出も抑え気味なのは、意図的なものでしょう。

◎今週の長門有希

 ううう、今週もなし。

第14話「涼宮ハルヒの憂鬱IV」

 うわ、マーラーじゃん! 「千人の交響曲」だよ!
 燃えるなぁ、マーラーは。
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 個人的に好きなショルティのマーラー。

 クライマックス直前、モニター上に長門からのメッセージが表示されるシーンでは、モニターのノイズとキーボードを叩く音だけ聞かせることで静けさを演出しており、その後のマーラーで盛り上げるシーンとの対比が見事でした。

 最終回にはOPをラストに持っていくのはもはや定番となりつつありますが、その後の古泉、長門、みくるとのやりとり、OP曲が終わった後のエピローグもきっちり描いてくれて、満足でした。
 ただ、キョンのいくつかの重要な(と個人的に思っている)セリフが省かれてしまっていたのは残念でした(これについては、後述)。

◎今週の長門有希

 何か読んでいるけど、識別不明。
 最後は何か出してくるかと思ったんだけどな~。

まとめ

 いろんな意味で話題になったアニメでしたが、やはりアニメで最も重要なのは、「絵が動く」という事だと再認識させてくれました。最初の方の感想でも書いたけど、録画したものをこれほど何回も見直したアニメは久しぶりです。朝倉に襲われるシーンだとか、ライブアライブのライブシーンだとか、それこそHDDがすり切れるぐらい見直しました(テープじゃないからすり切れはしないと思いますが)。
 京都アニメーションは本当に素晴らしい!

 シャッフル構成はちょっとドキドキしましたが、まあ正解だったかな。
 なんでかというと・・・・といったところで、以下原作と対比しながら論じていくつもりなので、ネタバレ&ぶっちゃけ話に問題なければ「追記を表示」を押してどうぞ。
 で、ぶっちゃけて云うと、小説「涼宮ハルヒの憂鬱」は、キャラクター設定やキョンのツッコミ文体が際立って優れているものの、作者のデビュー作という事もあって、ストーリーは弱いと思っているのですよ。その後のハルヒシリーズと比べると、それは歴然としています。「涼宮ハルヒの憂鬱」単体で読むと、伏線の張り方が弱く、ストーリーが水の様に流れていってしまうという印象があります(原作ではその後の「笹の葉ラプソディ」という短編で、「憂鬱」自体をシリーズの伏線として機能させることに成功します)。

 さらにぶっちゃけて云うと、小説「涼宮ハルヒの憂鬱」のもう一つの弱点は、SF的ガジェットの扱いがこなれていないという点です。長門がSQL文を口走るシーンは読んでいて恥ずかしかったし、青い光の巨人も今ひとつピンと来ませんでした(「憂鬱」以降の作品ではこの手のガジェットをほとんど見かけません)。

 アニメ版はこれら「憂鬱」の弱点をカバーする工夫がされています。
 その一つがシャッフル構成で、短編エピソードをあたかも「憂鬱」の伏線として見せ、ストーリーに含みを持たせるという効果をもたらしました。
 もう一つは、勿論、京アニの驚異的な作画・演出力のおかげで、ガジェットの見せ方に説得力がありました。高速言語となった長門の言葉、マーラーで彩られた青い光の巨人など(どうやら逆転再生をすると実は長門はSQL文を喋っているようですけど(笑))。


 さて、こうして欠点を書きつつも、小説版「涼宮ハルヒの憂鬱」が評価に足る作品だと思う理由は、以下の三点だと考えています。
1. 実はストレートなボーイ・ミーツ・ガール物である
2. メタ・ライトノベルである(これは評論家の東浩紀氏の、小学館ガガガ文庫の対談での言葉)
3. 根底にSFマインドが感じられる。少なくともロボットが出てくればSFというような、安易なSFではない。

 アニメ版はこれらの点においても隙がない作りでした。
 ボーイ・ミーツ・ガールは云うまでもなく。
 メタの要素についても、原作のキョンのセリフを踏襲しているだけでなく、メタ・アニメとしてもパロディという分かりやすい手法で見せてくれました。まあなんといっても超監督・涼宮ハルヒでしたし(そういえば、電撃コミックスも登場していたっけ)。
 アニメ表現としてのSFも、長門の説明回の演出、長門の高速言語、長門と朝倉の戦闘シーン(長門有希ばかりだな)、「射手座の日」の宇宙艦隊戦など、十分に見せてくれました。

 ところが。
 アニメ版最終回では、ばっさりメタの部分とSFの部分が削られて、ボーイ・ミーツ・ガールに収束してしまったのです。
 先ほど書いたように、キョンの重要なセリフが省かれてしまったためです。

 メタの部分。


 思い出せ。朝比奈さんは何と言ったか。その予言を。それから長門が最後に俺に伝えたメッセージ。白雪姫、スリーピング・ビューティ。いくら俺でもsleeping beautyの邦訳を何というのかは知っている。両者に共通することと言えば何だ? 俺たちが今置かれている状況と合わせて考えてみたら答えは明快だ。なんてベタなんだ。ベタすぎるぜ、朝比奈さん、そして長門。そんなアホっぽい展開を俺は認めたくはない。絶対にない。
 俺の理性がそう主張する。しかし人間は理性のみによって生きる存在にあらず。長門ならそれを「ノイズ」と言うかもしれない。俺はハルヒの手を振りほどいて、セーラー服の肩をつかんで振り向かせた。


 SFの部分。


「どっ! どうして知ってるんですか! あたしも今まで星の形なんて気付かなかったのにっ! いいいいいつ見たんですか!」
 首まで赤くして朝比奈さんは幼児のように両手で俺をぽかすか殴りつける。
 もっと未来のあなたが教えてくれました、正直に言ったほうがいいのだろうか。



 ボーイ・ミーツ・ガールのアニメとしてきれいな終わり方ではあるけど、個人的にはちょっと不満でした。いや、ここまで素晴らしい作品を見せてもらって不満を云うなんてバチが当たるから、「ちょっと残念」と云っておきます。あくまで個人的な好みでしかないし。
 どういう事かというと、僕はこの作品をSFとして読みたかった人なのです。

 そういった点をふまえると(いやもう個人的な好みの世界だし、きれいな終わり方じゃないというのは重々承知していますが)、最終回には「笹の葉ラプソディ」を持って来て欲しかったなと。

 ハルヒリシーズを全体から見ると、「笹の葉ラプソディ」は明らかにその後のシリーズを決定づけた重要な話。これこそがハルヒシリーズ幕開けだと云っても過言ではない(いや、過言か)。
 確かに「消失」につながるエピソードではあるけど、一方で「憂鬱」の伏線回収という側面もあり、「憂鬱」と一緒に見ると楽しさ倍増だと思うのですよ。SFだし。なんといっても、朝比奈みくる回だし。

 まあそんなこんなで、色々思うところはありましたが、「笹の葉ラプソディ」と「涼宮ハルヒの消失」が描かれるであろう第二期を、今回と同じスタッフで(なるべく早く!)実現して欲しい、というのが結論になります。

 それまではおそらく、録画した「涼宮ハルヒの憂鬱」を何度もなんども繰り返し見ることになるでしょう。
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「涼宮ハルヒの憂鬱?」 いよいよ「涼宮ハルヒの憂鬱」も最終回。 今回は主題歌なし
2006/07/12(水) 01:03:51) | たこの感想文
 ついに本当の       最終回!そして惨劇に挑め!キョン妹!!(違)当ブログを大いに盛り上げてくれた作品もついに最終回を迎えました。1クールって短いですよね(´・ω・`)この春から夏にかけてアニ
2006/07/12(水) 03:15:46) | ゆめみん的れびゅー
提供バックのねこマン5人組、なぜに一人だけカタカナ?もしや(ゴ)ってのはゴトゥーザ様の略であろうか。さて最終回(最終話は放送済の「サムデイ イン ザレイン」)であるが、前回で古泉が喋り捲ってくれたので、構成
2006/07/12(水) 06:28:50) | Cross Channel
「大丈夫。私がさせない」長門有希の最後のセリフはこれでした。なんだかいつにも増して力強い口調で、凄く良かったです。ハルヒやみくるはともかく、長門有希だけはもっと見ていたかったんですけどね。
2006/07/12(水) 07:04:56) | パズライズ日記
YUKI.N&gt;また図書館に――――ッッ!!(悶絶)ああッ!! もうッ!! 有希さんッッ!!そんなにッ!! それほどまでにッ!! 楽しかったのか?! 図書館?!わたしという個体もあなたには戻ってきて欲しいと感じている。――――ッッ!!(昏倒)コレって、もう、愛
2006/07/12(水) 07:18:22) | うにゃ丼亭
涼宮ハルヒの憂鬱 第14話「涼宮ハルヒの憂鬱Ⅵ」いよいよハルヒも最終回です。
2006/07/12(水) 21:27:56) | 恋華(れんか)
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2006/07/12(水) 21:42:15) | Old Dancer's BLOG
[[attached(1)]]OPがなかったですね。私も妹ちゃんに起こされたいw何気に仲がいい兄妹ですよね。 こんな妹が欲しい。[[attached(2)]]絶対にありえない物語ですw有希は全部後姿だったのが残念。 部室に居座るハルヒをどんな表情で見てたのか知りたかった。[[attached(3)]
2006/07/12(水) 23:23:32) | リリカルマジカル
涼宮ハルヒの憂鬱 第14話「涼宮ハルヒの憂鬱?」めがっさ素晴らしい最終回だったにょろ実際は第6話だとかそんなツッコミはやめましょう(爆)と言うことでこの作品のメインとなっていた「憂鬱」もこれで終わりです。
2006/07/13(木) 22:58:59) | 初音島情報局
「遍在するラピスラズリの懐かしい…」 今回は最終回ということでTBをさせて頂きました。 超長文ですが、宜しくお願いします。
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テコ入れ 2875 名前:名無しになるもんっ♪ :2006/07/04(火) 01:19 ID:???ブルマキタ─wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─ !!!2884 名前:名無しになるもんっ♪ :2006/07/04(火) 01:19 ID:???ぶるまキタ━
2006/07/16(日) 22:07:23) | Hones
『涼宮ハルヒの憂鬱』のアニメが終わってしばらく経って新しいアニメが始まってきました。まぁ『涼宮ハルヒの憂鬱』は今期のアニメの中でも最後までテンションも落ちず、とても面白かったです。よく「是非、第二期やっ
2006/07/29(土) 01:37:26) | ぎあ魂なblog(たぶん別館)
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2007/10/04(木) 20:35:19) | ANIMA-LIGHT:アニメ・マンガ・ライトノベルのレビュー検索エンジン
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